概要
Dashboard のカスタムモードで”配信キューの長さ”を設定することができます。
本ページでは”配信キューの長さ”が何を意味するものかを説明いたします。
配信キューとは
LiveShell は配信が開始されると、配信データを配信先のサービスへ送信します。
しかし、時にはネットワークの不調や配信先サービス側の問題により、データを送信できない場合があります。
データを送信できなかったとき、LiveShellは本体内部の保存領域に送信できなかったデータをある程度の量まで一時的に保存します。
保存されたデータは、ネットワークの不調が回復するなど送信が可能になれば送信が再開される一方で、保存したデータが一定量を超えると保存したデータを順次廃棄します。
この時、保存されたデータの廃棄が始まる基準となるデータの量を”配信キューの長さ”と呼んでいます。したがって、”配信キューの長さ”に、小さい値を設定するとデータの廃棄するタイミングが早まり、大きい値を設定するとデータを廃棄するタイミングが遅れます。
“配信キューの長さ” を大きくすると送信できなかったデータを多く保存できるため、回線状態が回復したときなどにデータの廃棄なく、配信を再開できます。しかし、その一方で保存されたデータを順々に配信するので、その分リアルタイム性は失われます。”配信キューの長さ” を小さく設定すると、早期にデータの廃棄をするのでリアルタイム性は維持されるものの、配信されず廃棄されるデータが増える可能性があります。
注意
- “配信キューの長さ” については特段の事情がない限り、デフォルト値から変更しないことを推奨します。
- 上記リアルタイム性の話はネットワークの不調などの事情でLiveShellがデータを送信できなかった後の話であり、回線状態が通常の場合に”配信キューの長さ” を小さくしてもリアルタイム性に影響はありません。